掲載日 : [2018-08-15] 照会数 : 7608
次世代育成、着実な成果…オリニジャンボリー歴史重ね
[ 2001年第1回オリニジャンボリーとポスター ] [ 2002年第2回(左)と2004年第3回 ] [ 2006年第4回(左)と2008年第5回 ] [ 2010年第6回(左)と2012年第7回 ] [ 2014年第8回(左)と2016年第9回 ]
民団では創団以来、「同胞子弟の民族素養高陽」を重点事業に掲げ、中・高・大学生や青年対象の母国訪問イベントは夏季学校などで継続していたが、オリニ(子ども)たちが一堂に会する行事はなかった。
21世紀に入った2001年、金宰淑執行部は「民族意識は幼少期から」と、全国各地に散在する在日同胞オリニの交流と母国への親しみを感じてもらう「オリニ・ソウルジャンボリー」を8月23日から27日まで、京畿道龍仁市の陽智パインリゾートを中心に初開催した。ソウル市内オリエンテーリング(スタンプラリー)、本国児童との交流(韓国の小学校体験入学)、キッズ大パーティ、遊園地など様々な企画で4泊5日を楽しんだ。この基本日程は今も継承されている。
過去10回の開催で参加したオリニは延べ3276人を数え、当初の民団が目標としていた「全国の次世代同胞仲間のネットワークづくり」を達成つつある。
初期に参加したオリニは17年を経た今、最年長は30歳に達しており、青年会や学生会で活躍しているメンバーも少なくない。オリニジャンボリーがきっかけで民族名使用を決意したり、民族学校への進学や母国修学したケースも多く、次世代たちの育成に大きな役割を果たしている。
(2018.08.15 民団新聞)