掲載日 : [2018-07-11] 照会数 : 7135
韓国プレミアム水産食品、日本輸出へ商談会
[ 趙善玉さんの創作料理を試食する関係者たち ] [ 韓国プレミアム水産食品の商談会 ]
アワビがフォカッチャ(平たいパン)や刺身風のカルバッチョに変身。ムール貝はワイン蒸しで。カニやエビの天然エキスはそうめんやおでんの出汁がおすすめ。
韓国政府が認証する水産食品のプレミアムブランド「K・FISH」の試食会を兼ねた日本輸出商談会(主催=韓国海洋水産部東京輸出支援センター、韓国水協中央会)が4日、東京・南池袋で開かれ、バイヤーの注目を集めた。
韓国国内から16の民間水産物企業が出品。事前に素材の持ち味を最大限に生かすレシピを考案したのが料理研究家の趙善玉さん(日韓農水産食文化協会会長)だ。趙さんは各社から寄せられたサンプルを見て「頭にひらめいた料理を考えてみた。特にパスタとカニみそ、そうめんとカニ醤油たれの相性の良さには自分でもびっくりした」と話していた。
昆布で養殖した煮アワビとアワビの煮つけを出品したC&Fの関係者は「アワビの寿司はあたりまえ。フォカッチャにはびっくりした」という。
DHシーフードは浜で採れる自然のアサリがメーンでヨーロッパが主な輸出先。日本市場開拓へ今回、初めてアサリを使った粉末茶を開発した。オニサザエやひじきを使ったおにぎりは「バイヤーの反応がよかった」と喜んでいた。
「K・FISH」広報顧問委員に5人
「K・FISH」の輸出拡大へ広報を担う顧問委員およびサポーターの委嘱式が6月19日、東京・港区のKALビルであった。
顧問委員には鄭東根さん(駐日韓国大使館海洋水産官)、羅健鎔さん(在日韓国農食品連合会会長)、辛宇淳さん(駐日韓国企業連合会韓国産食品分分化委員長)、趙善玉さん(日韓農水産食文化協会会長)、金英植さん(ジン・コーポレーション代表取締役)の5人。
このほか、日本人4人も韓国海洋水産部東京輸出支援センター長からサポーターとして委嘱を受けた。桑畑優香さんは90年代半ばに韓国へ留学。美味しい韓食に魅せられライターになった。
(2018.07.11 民団新聞)