掲載日 : [2018-07-11] 照会数 : 6218
生活相談センター、北海道本部で意見交換
【北海道】みんだん生活相談センター(金昭夫所長)は6月26日、民団北海道本部(李圭亮団長)を訪問し、相談業務のさらなる拡充に向けた今年度3地方本部目の意見交換会を実施した。
当日は支部実務者会議が開催され、全道から20人の本部・支部役員と事務部長らが参席した。冒頭で李団長は「団員の生活相談に応じることが民団の本来業務の一つであり、それには知識と経験の積み重ねが重要だ。皆様の協力をお願いする」と参加者を鼓舞した。
最初に中央本部の孫成吉生活局長が、6月からスタートした「家族関係登録(旧戸籍制度)」診断キャンペーンの趣旨について、相続や出生届を出す段になって慌てないために今のうちに証明書類を取り寄せて不備がないかを確認する活動であると解説した。
続いて、今回のために札幌に来た大韓法律救助公団の魏丞庸訟務部長と李承燁弁護士が、在日同胞を法律面からサポートする公団の事業を紹介した。在外国民に対する韓国における法律相談や訴訟代理を行う法務部傘下の公的機関であり、在日同胞を救済する実績を作りたいと力説した。
その後、生活相談センターの裵良煕事務局長が、基本的な運営と相談事例に関する説明をした後、質疑応答が行われた。
今回の巡回は実務者会議ということで具体的な質問が多かった。日本人と結婚したが、婚姻届けを韓国に出していないという男性は「本人が他界した時に遺産が奥さんと子供に相続されない」との指摘に驚いて、すぐ出すよう周囲に促される場面もあった。
(2018.07.11 民団新聞)