掲載日 : [2018-12-19] 照会数 : 6802
「少数者の権利」軸に…人権擁護委第2回学習会
民団中央本部人権擁護委員会(李根茁委員長)は7日、在外同胞財団の後援のもと、韓国中央会館(東京・港区)で第2回学習会を開いた。「在日コリアン‐日本の中の少数民族として」をテーマに、甲南大学の中井伊都子副学長(法学部教授)が講演し、人権擁護委員会の委員ら30余人が出席した。
中井副学長は国際人権保障における少数者の権利として、自由権規約第27条について解説。「少数民族個人に与えられた権利は、国民または市民である必要がないばかりか、永住者である必要もない」との自由権規約委員会が認めた一般的意見(94年4月6日採択)を紹介した。
また、少数者の権利として、居住地に関する全国及び地域の決定に、国の立法に反しない仕方で、効果的に参加する権利を有するという条項を紹介した。
(2018.12.19 民団新聞)