掲載日 : [2019-01-16] 照会数 : 7044
新大久保クリーン作戦…ゴミ持ち帰り袋1万個配布へ
[ 住健一区長に報告する新宿韓国商人連合会と新大久保商店街振興組合のメンバー ] [ 折りたたんだ状態のゴミ袋 ] [ ワンタッチで広がる ]
新宿韓国商人連合会
韓国グルメ「ハットグ(チーズドック)」の食べ残しや、食べた後の容器のポイ捨てによるマナー違反が指摘されている東京・新宿の新大久保コリアンタウン。地元の新宿韓国商人連合会(呉永錫会長、新宿区大久保)が今年からゴミの持ち帰りキャンペーンを展開していく。
昨年12月28日、呉会長が新大久保商店街振興組合の伊藤節子理事長ら関係者とともに新宿区役所を表敬訪問し、吉住健一区長に報告した。
同連合会が用意したのはビニール製の巾着袋を折りたたんだもの。外見はティッシュケースを思わせるおしゃれなハンディーサイズ。東京で健康食品を扱う企業が考案し、持ち込んだ。試験的に昨年のクリスマスイブに200個を配ったところ好評だったという。
商人連合会の有志企業10社が資金を出し合い、まずは1万個を確保した。仕入れ価格は1個50円と割高。1本400円前後で売る「ハットグ」の原価に換算すれば15%相当。関係者からは「1個あたり10~20円になればすべての客に配れるのに」という声が聞こえた。今後は大手企業の協賛を仰いで仕入れ数を増やしていく。
コリアンタウンの最寄り駅となっているJR新大久保は「第3次の韓流ブーム」で1日の乗降客数が10万人という。
(2019.01.16 民団新聞)