掲載日 : [2019-02-14] 照会数 : 6008
「原点に戻り連携を」…日韓協中央会新年会で河村会長
[ あいさつを述べる河村建夫会長 ]
日韓親善協会中央会(河村建夫会長)は1月29日、都内で新年賀詞交換会を開いた。全国の日韓協関係者や民団幹部ら130余人が出席する中、河村会長は「昨年は日韓パートナップ宣言20周年の大きな節目にちなんだ様々な行事を開いた。もう一度宣言の原点に立ち返ろうとしたが、徴用工判決など想定外の問題で日韓がこれまでにない関係になっている。こういう時期だからこそ、連携を深めるべきだ」と強調した。
日韓議員連盟の衛藤征士郎会長代行は来賓あいさつで「日韓両国は戦略的利益を共有する国であり、関係改善にしっかりと取り組む」と述べ、韓日親善協会中央会の金泰煥理事長は「北東アジアの安全を守るために、両国が知恵を集めて関係改善に努めるよう期待する」と続けた。
李洙勲駐日大使は「韓日交流拡大と信頼増大の1年にしよう」と呼びかけ、民団中央本部の呂健二団長も「韓日関係が悪化すると、在日同胞は日本で居場所がなくなる。いいものはいい、悪いものは悪いと明確にする民団の是々非々の立場はブレない。草の根交流の芽を育てていく」と明らかにした。
この他、阿部俊子外務副大臣が祝辞を述べた後、同会の韓昌祐名誉顧問が音頭を取り、韓日懇親の輪が広がった。
(2019.02.13 民団新聞)