掲載日 : [2018-11-14] 照会数 : 7398
各国の特徴くっきりと…日中韓児童友好絵画展、訪問交流の成果も
第6回「日中韓児童友好絵画展」東京展が7日までの4日間、東京の新宿文化センター展示室で開かれた。主催は社会教育団体ベルポ会(日本)、財団法人釜山国際交流財団(韓国)、上海市人民対外友好協会(中国)。
同絵画展は幼児から小学生が対象。今年は計1万点以上の応募の中から、入賞作品各100点が選ばれ、189点が展示された。
低学年の部では、伝統衣装を着た韓国、日本、中国の大人と子どもたちがカルタやこま回しに興じる様子を描いた、東京韓国学校3年の申裕彬さんの作品「楽しみ」が銀賞を獲得した。壁には虎や力士の絵のほか、韓国と中国の仮面なども飾られるなど、各国の特徴が表現されていた。
中国の子どもたちの中には、京劇の舞台や墨の濃淡で描いた虎など、民族的要素を取り入れた作品もあった。
また、「にぎやかな川越祭り」で金賞を獲得した西澤明衣さん(5年)は、去る7月27日から30日まで実施された、3カ国の児童が集う上海訪問交流に参加した時の旅程表を制作、展示して目を引いた。
作品を食い入るように見ていた3人の日本人女性は「中国の絵は輪郭を黒でとっているものが多く、鮮明に見える」「韓国は沢山の色を使って、細やかでとにかく上手」「日本は落ち着いた色調が多い」とそれぞれの特徴を指摘。
また、同絵画展については「3カ国の交流は素晴らしい。小さい時から一緒に絵画展をやることで国と国との差異を乗り越えられると思う。文化でつながっているということを政治家に見てほしい」と話した。
(2018.11.14 民団新聞)