掲載日 : [2019-03-21] 照会数 : 6026
川崎市 差別根絶へ骨子案発表
「罰則は慎重に検討中」ヘイト対策
【神奈川】川崎市は11日、人権尊重のまちづくりへ向けた「(仮称)差別のない人権尊重のまちづくり条例」の骨子案を発表した。
骨子案によれば、人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向などを理由にした合理的理由なき不平等な取り扱いを「不当な差別」と定義し、全面的な禁止を明記した。併せて人権侵害を受けた者に対する支援も盛り込んだ。
不当な差別的言動やインターネットを使った差別的な表現活動に対しては「市の実情に応じた施策を講じる」としているが、罰則を入れるかどうかを含め、具体的な内容は「慎重に検討中」としている。6月には条例の素案を策定し、8月から市民の意見を募る。市議会への議案提出は12月ごろになる見込み。