掲載日 : [2018-08-29] 照会数 : 6470
在日の指導者育成へ課題と教育案で意見交換…教研大会
【滋賀】第55回在日韓国人教育研究大会が大津市内のホテルで開催された。
全国から在日韓国人の教育者と教育機関の代表、そのほかの関係者141人が参加。17、18の2日間にわたり、日本国内4つの韓国系学校と大阪中心の小学校民族学級(クラブ)活動教育で実施されている在日韓国人の自己形成教育と教育案を振り返り、現時点で未来の同胞社会の指導者の育成に向けた課題と教育案について意見を交わし、在日韓国人教育の具体的な方向性を探った。
初日は神奈川大学名誉教授の尹健次さんが「在日韓国人の自己形成教育を振り返って‐課題と展望を中心に」と題して主題講演。翌日の分科会では韓国学校(民族学校)分科が生徒数減少に伴う教育戦略をテーマに討論。韓国教育院分科は民団が各地で実施している社会人同胞教育についてそれぞれが果たすべき役割について議論した。また、ハングル学校協会分科では民族学級と家庭との連携教育について意見を交わした。
主催団体、在日本韓国人教育者研究協議会(朴慶洙会長=京都国際学園校長)では分科会での討論内容を総合的に分析し、必要な後続措置を推進していく。
(2018.08.29 民団新聞)