【静岡】民団静岡県本部(李宜弘団長)は25日、同本部内に「みんだん生活相談センター静岡」を開設した。全国で15番目になる。開設式には民団と駐横浜総領事館の関係者ら30数人が参席した。
李団長は「静岡も在日同胞が多様化しており、日々の暮らしで困ったときに、すぐに悩みを解消できる場として発展させたい」とあいさつ、中央本部からかけつけた金昭夫相談センター所長も「法律や税務の悩みを抱えていても、専門家事務所は敷居が高いと感じている。困った時に気軽に足を運んでもらい、地域同胞にとって明るい暮らしの場になることを願っている」と期待を込めた。
専門相談員は当面、佐野雅則弁護士と柚木隆志司法書士2人が担当する。両氏は開設式で「みなさんの生活の悩みや不安に寄り添って一緒に解決していきたい」と挨拶した。
また、開設式に続き、金幸三税理士による記念講演「老後の財産管理について」が行われた。
金氏は実務上良く経験する在日の相続税を中心とした相続問題に焦点を置きながら実話に基づいて講義した。
静岡の専門相談は毎月第2・4火曜日13時~16時に実施。事前に電話予約(054・272・6660)が必要。
(2018.05.30 民団新聞)