掲載日 : [18-10-10] 照会数 : 14554
各地で「10月のマダン」
【山形】芋煮会で韓日食文化交流
民団山形本部(車壽鎔団長)は8日、山形市内の馬見ケ崎河川敷で名物の鍋料理「芋煮会」を開催。団員のほか日韓協関係者ら200人が参加した。
具材は地元名物の里芋が中心だが、婦人会山形本部がユッケジャンスープにアレンジした。食卓には焼肉やチヂミ、水餃子、キムチも並ぶなど豪華そのもの。マッコリを手に韓日の食文化交流を楽しんだ。
【滋賀】運動会今年で36年目
民団滋賀本部(金東凡団長)は14日、草津市の矢橋帰帆島公園グラウンドで恒例の運動会を開催。今年までの36年間1度も途絶えたことのない事業だ。オリニからシニア世代まで団員200人が汗を流した。
種目は支部対抗リレー競走、綱引き、パン食い競走など。来賓の駐大阪総領事館の崔哲豪領事、婦人会中央本部の朴善岳会長、近産大津支店の川口道之支店長らも飛び入りで参加した。
優勝したのは昨年に続き大津支部。最後に家電製品などが当たる抽選会も行われた。
【島根】多文化共生交流事業の総仕上げ
民団島根本部(金吾男団長)は「マダン」を、同本部が地域密着で15年間続けている「多文化共生交流事業」の総仕上げとして位置づけている。6日、松江市の県立産業文化会館に市民600人を集めた。
民団主催の「習ってみよう、韓国の伝統舞踊」の受講生たちは、オープニング舞台で華麗な「扇の舞」を披露した。「ポジャギ」、「韓紙」の各講座の受講生たちは会場の一角で自慢の作品を展示した。このほか、韓服の試着体験コーナー、エスニック料理が楽しめる多国籍屋台や韓国伝統茶の体験コーナーにも人だかりができた。
来場者からは「韓国の文化を身近に触れて良かった」「韓国のおいしくて安い屋台を堪能することができた」「楽しい時間をすごしました」などの声が寄せられた。
同本部では「この15年間で民族や国を超えて互いの文化を理解しあう社会に向けて一歩踏み出すことができたのでは。行政と市民からも一定の評価と認知を得られるまでになった」と収穫を語った。