掲載日 : [19-04-22] 照会数 : 13697
文大統領「独立有功者の遺骨」を専用機にのせて帰国
[ 写真提供:青瓦台 ]
カザフスタンに安置されていた桂奉禹(ケ・ボンウ)、黄運正(ファン・ウンジョン)志士の遺骨が大統領の専用機で韓国に送還される。
トルクメニスタン、ウズベキスタンの国賓訪問日程を終えた文在寅大統領は21日、カザフスタンの首都であるヌルスルタン国際空港で開かれた二人の愛国志士の遺骨奉還式を主管した。海外現地で独立有功者有害奉還式を韓国大統領が直接主管したのは今回が初めてだ。奉還式はカザフスタン軍楽隊の葬送曲に合わせてカザフスタン軍儀仗隊が遺骨を運んで韓国軍伝統儀仗隊に引き渡されながら始まった。文大統領はアリランが流れる中で桂志士には建国勲章独立章を、黄志士には建国勲章民族愛章をそれぞれ献呈した。
桂奉禹志士は1919年中国上海に臨時政府が樹立されると北間島代表として臨時議政員の活動を行い、独立新聞に独立精神を高める文章を掲載した。1937年、中央アジアに強制移住させられた後には『朝鮮文法』『朝鮮歴史』などを執筆した。
黄運正志士は1919年咸鏡北道鐘城(ハムギョンブクド・チョンソン)と穏城(オンソン)一帯で三・一運動に参加した。その後、ロシア沿海州で武装部隊の一員として活動した。
今回の奉還式では愛国志士だけでなく、志士の夫人など計4人の遺骨が共に送還される。遺骨は大統領2号機便で22日午前6時45分ごろ、ソウル空港に到着した。遺族の意向により桂志士夫妻の遺骨は国立ソウル顕忠院に、黄志士夫妻の遺骨は国立大田顕忠院に安置される。
文大統領は追悼の辞を通じて「4人を迎えるのは大韓民国政府が当然果たすべき任務であり、独立運動を完成すること」とし「政府発足直後から4人の遺骨を奉還するために遺族、カザフスタン政府と協議し、三・一運動と臨時政府樹立100周年を迎えて愛国志士を故国に迎えることができるようになった」と述べた。
2019年04月22日 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]