掲載日 : [18-12-12] 照会数 : 12144
韓日の小学生が韓国白菜収穫 キムチづくりも体験
[ 栽培畑で白菜を収穫(日高市、斉藤篤さんの台地内で) ]
[ キムチを漬け終えお互い助け合って袋詰めの作業(左側が高麗小児童) ]
【埼玉】東京韓国学校初等部と日高市立高麗小学校の児童、合わせて23人が8日、高句麗からの渡来の里、日高市で韓国白菜の収穫を体験した。両国の子どもたちの交流と親睦を図ろうと日高市(谷ケ﨑照雄市長)、東京韓学(郭尚勲校長)、新宿韓国商人連合会(呉永錫会長)の3者が取り組んだ。高麗郡建郡1300年祭を契機に始まり今年が5年目。
栽培を請け負った高麗高齢者農業生産集団の斉藤篤さんによれば今年は「生育がすごくいい」とのこと。味のよさは虫が多かったことでも分かる。ずぐりむっくり、日本の白菜より短く丸みを帯びているのが特徴だ。子どもたちも「ウワーデカ!重い」と驚いたほど。
収穫を終えると近くの日高市高麗公民館調理室に移り、4つのテーブルに別れて「キムチソムリエ」の称号を持つ柳香姫さんの指導のもと一緒になってキムチづくりを体験した。新宿韓国商人連合会の呉会長は「白菜の種は韓国からやってきたが、ここ高麗の土で育まれて美味しくそだった。皆さんもこの白菜のように仲良くしてください」と声をかけた。日高市からは谷ケ﨑市長自ら激励に訪れた。
東京韓学の児童は収穫に先立って高麗神社を見学に訪れ、高麗文康宮司から神社の縁起について説明を受けた。