| 新羅末期に中国から伝来した。大きな法会などで坊さんが仏の功徳を褒めたたえる歌のことである。「唄」(ペ)の字は「唱」と同じ意味の梵語から作った漢字で他に梵音、梵声とも呼ばれており、これを歌う坊さんを「魚丈」という。
韓国では、新羅の真鑑禅師優れた魚丈を輩出したが朝鮮朝末期ソウル近郊の永度寺と同じく、ソウルの白蓮寺に奇しくも同じ名前の二人の満月という名唱魚丈がいた。それで、東満月、西満月といって二人の満月を区別したそうだが、その配下からは数多くの有名な魚丈がたくさん出たという。
前に私がソウルに行った時、よく明洞の雑踏の中で薄汚い坊さんが、チン(鐘)をたたいて立っているのを見て、最近は坊さんの物貰いも多くなったのかと思ったが、実は梵唄保有者で韓国無形文化財の一人、朴喜徳禅師の願行姿であることを知り、恐縮したことがあった。
画・文
木丁・金龍煥
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