| 穀物を搗く臼のことをバンアというが、ムルバンアには2種類がある。流れの水力を利用して車輪を廻すのをムルレバンアといい(ムルレというのは糸操り車のこと)、もうひとつは長い丸太の一方に水を受ける桶をつけたトンバンアというのがある。
水がトン(桶)にたまると、その重みでバンアがあがり、水がこぼれるとバタンとバンアが下りて穀物を搗くのである。
韓国の農村には、水を利用するムルバンアの他に、大きな石で作り牛に挽かせるヨンジャバンア(一名トルバンア=石臼)、そのほかテテル(踏み)バンアという家庭内で少量の穀物を婦女子らが足で踏んで搗く二股のバンアがある。
田舎のこのムルバンア小屋は、また農村の若い男女のロマンスの舞台として利用することもあるが、時には流浪乞食の仮の宿になることも多い。
画・文
木丁・金龍煥
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