| 骨の節々が痛かったり、皮膚病や内臓の悪い人たちは男も女も薬水を飲みに行く。
ソウルだけでも千戸洞の薬水のほか南山、貞陵の谷間にたくさんの薬水泉が湧いていた。毎朝4時か5時頃の暗いうちから、腰に手ぬぐいを下げ水筒を手にした人々が、奨忠壇か筆洞の南山入り口から列を作って中腹にある薬水泉に登っていく。もちろんこの中には薬水を飲むばかりが目的ではなく、早朝のジョギング代わりの登山を兼ねている人も多い。薬水泉の水を飲んだり体を洗ったりしている人もいるが、近くの広場では体操したり深呼吸をしている人も多い。
田舎の薬水飲みは、少し趣が異なる。もし同じ村に葬式があったり難産で苦しむ家があれば、効き目がないと言って薬水飲みに行くのを控える。いつも周囲や心身が清潔でないと、薬水の効果が無いというのだ。今スーパーマーケットで売っているミネラル水やどこかの名水だと宣伝している水などは市販する薬水といえよう。
画・文
木丁・金龍煥
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