| 国の根幹である民そのものが主体をなす、往時の第三の階級で、彼らは平民、庶民、常人とも呼ばれ、多くは農業を営むが、商人もこの中に含まれていた。同じ良人階級でも、上限と下限層の間には、門閥や財産などでかなりの差があり、法的には良人も科挙に応試したり、官界に進出することも出来た。
しかし現実的には、家産や社会的条件のため、良人たちが科挙に応試して官職に進出する途は極度に抑制されていた。
良人は国に納める田税のほかに貢物というその地方特産物、毛皮、薬材、織物などを二重に納めねばならず、もし指定された貢物が無い場合は、現金か労役でこれに替えねばならなかった。
良人の下限は身良役賤といって、渡し守り、墨尺という墨の製造、刀尺という刀鍛冶屋、塩干という塩製造業などのほかに羅将(警察)、漕軍、水軍、烽将、駅保などの末端官吏があり、農民より下賤視されていた。
画・文
木丁・金龍煥
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