| 本連載の初頭に鼓手、戦勝舞、梵唄などの項目にプクのことを言及したが、民俗楽にしろ国楽にしろ、韓国の音楽で太鼓ほどたくさん使用される打楽器はないだろう。
ソウルにある国立国楽院に陳列されている昔の太鼓は、農楽など民俗音楽でない正楽(国楽)に使用される太鼓である。あの金弘道の風俗画「舞楽図」に見られる座鼓、昔の軍楽大吹打に出てくる龍鼓、4脚の台の上にのせて4人の踊り手が叩く教坊鼓、宗廟楽で斜めに寝かせて叩く節鼓などは今でもソウルを訪れた観光客は見ることが出来る。
解放後消えかかった伝統を復活させた韓国唯一の鼓匠朴均碩氏は、去年惜しくも亡くなったが、韓国を紹介する雑誌には必ず出てくる人で、工房内の白髪貴公子の彼の面影は、韓国に感心のある人なら忘れられないだろう。
仏教儀式に使用するプクは法鼓といい、坊さんが太鼓を鳴らすことは衆生済度と煩悩を退ける意味があるという。
画・文
木丁・金龍煥
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