| 重陽とは、文字通り「陽」が重なったという意味である。東洋思想で「9」という数字は陽数1,3,5,7,9の中でも極として尊重された。その数が重なった9月9日は陽気尊重の観念から名前にあつかわれた。時も楓と菊が極に達した佳節である。
歴史的にも中国の漢、魏代には「登高の節」として祝った記録があり、韓国では新羅の代に月上楼にて君臣が歌いあったと伝えられるし、高麗時代には重陽の響宴が国的に行われたという。朝鮮朝では宮中や氏族など主に有閑階級が郊外に出て「楓菊祝い」を供した。菊花煎をつくり菊花酒を飲みながら詩を作り墨画を書いた。その名も「重陽楓菊遊」と呼ばれて遜色がなかった。
今では家柄によって茶令を行う風俗が名残を惜しんでいる。
画・文
木丁・金龍煥
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