| この絵は男子成人式「冠礼」と対になるべきはずだったが、資料の関係で今ごろ掲載されることになった。
ゲレとは、冠礼で男子が冠を被るのと同じく、15歳になった女子が簪を差して成人を祝う式である。
この場合は、男子と異なり母親が「主人」となり、「主礼」になる「女賓」は親戚か友人の中から礼法をわきまえ円満な性格の人を選んで、式の3日前に定めておかねばならない。
式の当日たくさんのごちそうを作って母親が迎える中をまず「主礼」を勤める女賓が現れ、用意された簪を花嫁髷に結った娘の髪に差し込むと、娘は別室には行って袖無しの裾の長いベジャと言うのを着て再び女賓の前に現れる。この時に着るベジャは、絹地に派手な模様を配したツルマギ(周衣)のようなもので、娘の美しさを一層目立たせる役目をするのだ。
そして、祖先の位牌が祀ってある祠堂にお参りした後祝賀に来た親戚や来客にごちそうをすすめて、挨拶するのは、男の冠礼を全く同じである。しかしこの風習も、最近はあまり見られなくなった。
画・文
木丁・金龍煥
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