| これは、少し暗い話である。今の先進国刑務所にと、ちょっとした別荘にも引けを取らないほど近代施設を備えたものがあるそうだが、昔の監獄は文字通りの地獄であった。朝鮮朝時代の行刑制度は、囚人に対して過酷であったが、反面、人道的な扱いも多かった。
東園、西園という男女獄舎の区別、独房の床は夏は板敷きにして涼しく、冬は敷き藁を厚くして暖をこさえた。囚人中の患者は恵民局から医療を施され、10日に一度は囚人の願いで沐浴と頭髪を洗うことが許された。
足枷、首枷など刑具を着用した罪囚は日光浴をさせ、親が死ねば「親喪保放」という臨時保釈制度があり、病気でも同じく月令医の診断によって、刑曹に報告保釈させることも出来た。
朝鮮朝末には地方勢道家(権力者)が首令と結託して小作人や奴婢を私家拘禁する非合法な監房もあった。
画・文
木丁・金龍煥
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