掲載日 : [18-11-12] 照会数 : 9790
関東大震災虐殺テーマに人権の集い…民団人権擁護委員会

[ 写真は昨年12月9日に開かれた「関東大震災虐殺を顧みる追悼と人権の集い」 ]
民団中央本部は12月8日、在日韓国YMCA(東京・千代田区)で「関東大震災朝鮮人虐殺を顧みる追悼と人権の集い」を開催する。昨年に続き人権週間に合わせた2回目の集いで、民団中央本部人権擁護委員会が主管、在外同胞財団が後援する。
1部では在日同胞の呉充功監督が1986年に製作した記録映画『払い下げられた朝鮮人 関東大震災と習志野収容所」を鑑賞。2部はジャーナリストの渡辺延志さんが「関東大震災‐その時代と社会』について講演する。
関東大震災時の流言飛語により、虐殺された同胞の追悼と、その事実を隠蔽しようとする歴史修正主義を糾弾するとともに、ヘイトスピーチが大震災時のようなジェノサイド(集団殺戮)につながると警鐘を鳴らす。入場無料。問い合わせは民団中央本部生活局。03‐3454‐4916。
東大震災朝鮮人虐殺を顧みる追悼と人権の集い(第2回)
テーマ「関東大震災-その時代と社会の背景を探る」
日時:2018年12月8日(土)14:00~17:00
場所:YMCAアジア青少年センター(在日本韓国YMCA)「スペースY」
(東京都千代田区猿楽町2-5-5 TEL 03-3233-0611)
参加費:無料
主催:在日本大韓民国民団中央本部
主管:民団中央本部人権擁護委員会(TEL03-3454-4916/民団中央本部生活局)
後援:在外同胞財団
スケジュール
○14:00 開会
○14:05 主催者あいさつ
○14:10 映画上映(53分/1986年/吳充功監督/カラー)
『払い下げられた朝鮮人関東大震災と習志野収容所』
●15:15休憩
○15:30講演「関東大震災-その時代と社会」(80分/質疑応答含む)
▽渡辺延志さん(ジャーナリスト)
○16:50 黙祷/閉会辞
○17:00 終了
★渡辺延志
わたなべ・のぶゆき。ジャーナリスト。1955年福島県生まれ。早稲田大
学政治経済学部卒業。独自に歴史資料の発掘・解読に取り組み、著書に『虚妄の三国同盟―発掘・日米開戦前夜外交秘史』(岩波書店/2013年)、『GHQ特命捜査ファイル・軍事機密費』(岩波書店/2018年)がある。論文に「新聞記者から見る歴史像の現在」(『歴史評論』2011年2月号)「731部隊―埋もれていた細菌戦の研究報告」(『世界』2012年5月号)など。