コラム・特集 リスト

時のかがみ「在日2世の原点」キム・英子・ヨンジャ(歌人)

1世とも3世とも違うその何かを文字に残す  俳句と写真。短歌と書道。詩と美術。師走の福岡で開かれた「文芸とアートの出会い<生きる>」展に私も出品した。この異分野とのコラボレーション展で書家が揮毫した私の作品は次の一首だ。  人はゆき人は来たりぬただ海のありて国家のな...

2018-12-27

写真で見る民団社会2018年…組織を固め次世代を育て、韓日の交流さらに広げる

組織を固め次世代を育て韓日の交流さらに広げる  大成功裏に幕を閉じた平昌五輪期間中に開催した第72回定期中央委員会で「地域同胞ネットワーク作り」を新年度方針に掲げた翌日、第54回定期中央大会は3機関長の改選を行い、団長に呂健二・前中央議長、議長に朴安淳・前中央副団長、監察委員長に梁東一・前中央副議長を選出...

2018-12-26

時のかがみ「釜山の海上橋」桃井のりこ(編集者・プロデューサー)

海洋都市の風量に新たな魅力プラス  韓国第2の都市「釜山」は、近年、国際観光都市としても名が高い。日本や中国はもちろん、最近ではタイ、マレーシアなどからの観光客も増えている。観光という点で、ソウルやほかの地方都市との違いに、海と一体化した景観と新鮮な海産物という、海洋都市ならでは魅力がある。 ...

2018-12-26

趙善玉の「飲食知味方の世界」パムソルギポッ

栗の粉使った蒸し餅 『飲食知味方』には調理方法の他に、ナスや桃、栗、ナツメなどの保存方法が書かれています。冷蔵庫が無かった朝鮮朝時代の保存方法を知れば、現代人も役に立つかもしれませんね。  今回の料理は栗を使って米粉ともち米粉と一緒に蒸した「パムソルギポッ」というお餅で、栗を日干しにしてから粉...

2018-12-26

時のかがみ「K‐POPの魔力」桑畑優香(ライター・翻訳家)

高レベルのダンスと歌世界の若者の共通言語  至極身近なことで恐縮だが、今年の私的韓国エンタメニュースの第1位は、「我が家の娘がK‐POPにハマったこと」だ。2002年生まれの16歳。年明け頃から、宿題の合間に時々ダンスを踊りおどけていたのだが、それがTWICEの真似であると気付い...

2018-12-19

趙善玉の「飲食知味方の世界」ソギピョンポッ

岩茸と松の実入り  今回は「ソギピョンポッ」という米粉を蒸したお餅です。「ソギ」とは、岩茸のことです。日本にも生息していますが、深山の岸壁に生えているため、採取に危険が伴うので高級食材となっています。生薬をはじめ、食材として使われますが店で目にすることがないので、その存在を知らな...

2018-12-19

朝鮮通信使 善隣友好の径路を歩く<14>大坂(尻無川、御船蔵跡、直通路開通記念碑の碑)

痛んだ船を修理、水主とも交流  江戸時代、朝鮮通信使が利用する公的な水路のことを「唐人澪(とうじんみお)」と言った。現在の呼び名は「尻無川(しりなしがわ)」。大阪の南西部を流れ、淀川水系の下流における分流点である。  北恩加島までの産業道路の「尻無川南岸直通路開通記念碑の碑」を撮影...

2018-12-19

時のかがみ「夢の木がある…」津川泉(脚本家)

韓雲史先生の忘れえぬ言葉  韓国の元老シナリオライター韓雲史(1923~09)先生との邂逅は94年11月30日。日本放送作家協会に韓国の放送作家を帯同して訪ねて下さった際である。  日付まで覚えているのは、購入したばかりの彼の自伝的代表作『玄界灘は知...

2018-12-06

趙善玉の「飲食知味方の世界」ヤックァ

シンプルな伝統菓子  12月は、韓菓をご紹介しましょう。今回は、小麦粉や米粉をこねた生地を整え、油で揚げて蜜をつける油蜜菓(ユミルクァ)の一つ、薬菓(ヤックァ)です。薬菓は日本の方にもよく知られている伝統菓子で、小麦粉、ハチミツ、ゴマ油、酒などを混ぜ合わせた生地を整え、油で揚げて...

2018-12-06

朝鮮通信使 善隣友好の径路を歩く<13>兵庫津(阿弥陀寺、禅昌寺、兵庫運河)

史跡追い求めて広がる空想世界  朝鮮通信使一行は、室津を出航して兵庫津(ひょうごのつ)に11回入港している(5、6回目は明石浦を経由)。奈良時代には大輪田泊(おおわだのとまり)と呼ばれ良港として名を馳せた。  平安時代は日宋貿易に、鎌倉時代になると修築によって国内有数の港となり、名...

2018-12-06

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