掲載日 : [2022-08-02] 照会数 : 6054
京都国際が2年連続で甲子園出場…夏の府大会連覇
[ 龍谷大平安を破り甲子園を決めた京都国際ナイン ]
[ 韓国語の校歌を歌う京都国際高校野球部 ]
[ 府大会優勝報告会を兼ねた壮行会で優勝旗を朴校長に手渡す辻井主将 ]
第104回全国高校野球選手権京都大会は27日、京都市右京区のわかさスタジアム京都で決勝を行った。京都国際高校(李隆男理事長、朴慶洙校長)が6‐1で龍谷大平安に勝ち、2年連続2度目の優勝を飾り、6日に甲子園球場で開幕する全国選手権に出場する。
京都国際は1点を追う4回に4番森下が右越えへ逆転の2点本塁打を放った。6回に1点を加え、7回にも森下の適時打などで3点を追加。森下は今大会初先発し6回1失点と好投し、継投した森田も無失点で抑えた。
京都国際高校は、昨夏の甲子園で初出場ながらベスト4に進出。その後の新チームも昨秋府大会で優勝、近畿大会でもベスト8入りし今春の選抜大会の出場校に選ばれたが、選手らの新型コロナウイルス集団感染のため、開幕前日に辞退。悲願だった甲子園の切符を再びつかんだ。
これで京都国際は昨年のセンバツ大会から4期連続で甲子園出場権を獲得したことになる。
センバツを辞退したこともあり、試合後のインタビューで小牧憲継監督は「何が何でも、もう一度甲子園に行かせてあげることが自分の責任。キャプテンの辻井を中心にチームが一つになってくれた」と喜びをかみしめていた。
同校では7月31日に京都府大会優勝報告会とあわせて壮行会を開催した。まず、主将の辻井心捕手が優勝旗を朴校長に伝達されたあと、来賓から激励のメッセージ述べられ、駆けつけた京都府高野連の福家崇会長から選手代表に記念品が贈られた。
小牧監督が謝辞を通じてこれまでの感謝の気持ちと全国大会への意気込みを語った後、辻井主将は壮行会への感謝の気持ちを伝えながら「一戦一戦を大切にしながら上を目指す」と力強く決意表明を述べた。
同校には甲子園出場を決めた後、多くの同胞らから祝電や激励のメッセージが寄せられている。同校は公式ホームページ内に夏の甲子園出場特設ページを設けており、1口5000円の寄付金の協力などを呼びかけている。