掲載日 : [2022-09-29] 照会数 : 2056
「韓日関係改善 最善尽くす」韓悳洙首相、民団幹部らと懇談
[ 在日同胞代表としてあいさつをする呂健二団長 ]
[ 韓日関係改善への意欲を示した鄭鎭碩韓日議連会長 ]
安倍氏国葬参列で訪日
安倍元首相国葬参列のため訪日した、韓国の韓悳洙首相は27日、国葬後、韓国大使官邸で民団をはじめとする在日同胞団体リーダーと晩餐会を兼ねた懇談会を行った。
在日同胞を代表して呂健二民団中央団長が歓迎のあいさつ。「長く悪化が続いている韓日関係の改善は全在日同胞の宿願。韓首相をはじめ、政界の皆さんの活躍に大きな期待を持っている」と強調した。あわせて、2030年釜山万博の招致へ在日同胞としても積極的に応援していくことを伝えた。
韓首相は「尹錫悦大統領の就任から5カ月を迎えようとしているが、光復節などの記念行事や記者会見を通じて、再三、韓日関係改善に強い意欲を示している。政府としても全力で取り組む心構えでいる。最善を尽くすので皆さんも今しばらく待っててほしい」と応えた。
尹徳敏大使の乾杯音頭後、歓談が続いた。
韓日議連会長も「努力」
また、民団は同日午前、一足先に来日した韓日議員連盟の鄭鎭碩会長ら一行と東京都内のホテルで朝食会を兼ねた懇談会を行った。
参加したのは鄭会長のほか、尹昊重、金台鎬、金碩基、李在汀、裵賢鎭、曺明姫、金弘傑の各議員と金漢正議連常任幹事の計9人。民団側は呂健二中央団長をはじめ、傘下団体役員ら10人が参加した。
呂団長は「韓日関係がようやく雪解けムードになった。関係改善への取り組みに期待している」と述べた。
鄭会長は「議連会長就任後、初訪日だが、いつも盛大な歓迎に感謝の気持ちで一杯。韓日関係はしばらくの間、紆余曲折な時期があったが、少しずつ回復の兆しが見えてきた。尹錫悦大統領はニューヨークでの岸田首相との会談で関係改善に強い意欲を伝えた。韓日議員連盟としても努力する」と応えた。