掲載日 : [2022-10-18] 照会数 : 1972
「グローバルコリアン」めざす…仁川で世界韓人会長大会
[ 朴振外交部長官(前列中央)と記念撮影する民団幹部ら ]
64カ国から333人参加
来年次期大会第1次運営委 4月に日本で開催
海外同胞のリーダーたちが一堂に会して、韓民族共同体の繁栄を議論する「2022年世界韓人会長大会」が7日までの3日間、仁川市の松島コンベンシアで開催された。5日の夜には「第16回世界韓人の日記念式」が併行された。4日行われた第2次運営委員会で、来年次期共同議長に民団中央本部の呂健二団長と、アメリカ韓人会総連合会の金ピョンジク総会長が選出され、第1次運営委員会を4月、日本で開催することを決定した。
今年は韓国人移住120周年。韓国人の海外移住の最初の出発地だった仁川市と在外同胞財団が共同主管した。
開会式には朴振外交部長官、尹在玉外交統一委員長、在外同胞財団の金星坤理事長や、劉正福仁川市長ら51人の国内主要人士が激励に駆けつけた。
各国の韓人会長と役員ら64カ国333人(オフライン260人、オンライン73人)が参加した。日本からは呂健二中央本部団長をはじめとする民団から16人のほか、韓人会から6人が現地入りした。
「世界に行った大韓国人、帰ってくる」とのスローガンの下、「732万在外同胞と共にする素晴らしい公共外交」を共同テーマに、10地域別の意見開陳と成功事例発表のほか、法務部と中央選挙管理委員会など、政府機関との対話が行われた。また、会場には関連機関の広報館が設置された。
金理事長は開会式で「300人近くが一堂に会しての開催は3年ぶり。コロナの関係で各国の同胞も大変苦労されたと思う」と労いながら、「檀君以来、わが民族固有の精神である『弘益人間』の精神を生かし、みなさんが居住国で尊敬される韓国人になり、母国、大韓民国にも役立つ『美しいグローバルコリアン』になってほしい」と呼びかけた。
劉仁川市長は「120年の在外同胞の歴史がある仁川に在外同胞庁を誘致しようと思う」と強調した。
尹外交統一委員長は、「みなさんの小さなストーリーの一つひとつが集まって、今日の大韓民国になった。母国と共にする在外同胞のみな様に感謝する」と述べ、「国民の力」の在外同胞庁推進団長である金碩基議員は「必ず今国会で在外同胞庁改正案が通過するよう最善を尽くす」と話し、「共に民主党」の在外同胞委員長である李在汀議員も「公共外交の拡大に向け、在外同胞を支援すべきということに異論はない」と述べた。
午後6時からは「世界韓人の日記念式」が持たれ、韓国政府代表として、韓悳洙首相が参加し、激励辞を述べた。
韓悳洙首相は、「尹錫悦大統領は、やむを得ぬ事情で来られなかったが、遠い道のりを経て母国に来られたみなさんに、温かい言葉を伝えてほしいと述べていた」としながら、「今年は海外移民120周年の意味深い年だ。母国を離れたみなさんは、世界各地で模範的な同胞社会を築き上げ、今や幅広い分野で活躍し、韓民族の大きな誇りになっている」と話した。
韓首相はまた、「同胞社会の長年の宿願である在外同胞庁新設を新政府の国政課題に反映し、支障なく推進している」とし、「関連法が早急に処理されるよう国会と積極的に協議していく」と述べた。
韓首相は、記念式に出席した各国韓人会長らと大陸別に記念撮影をした。