掲載日 : [2021-03-03] 照会数 : 6333
3大重点課業を推進…第75回中央委 書面決議で活動方針採択
[ 中央委員会は書面決議で行われ、3機関役員と顧問だけが出席した ]
韓日友好 同胞生活守護 次世代育成
民団の第75回定期中央委員会が2月26日、東京・港区の韓国中央会館で書面決議で開かれた。2020年度の活動を総括するとともに、①韓日友好親善②同胞の生活と権益守護③次世代育成の3大重点課業と▽組織基盤強化と同胞社会和合▽韓半島の平和寄与の5大方針を柱にした新年度活動方針案を原案通り採択した。あわせて、①過疎地方本部に当日議長制度導入②訓告・戒告処分と選挙権・被選挙権の有無③懲戒処分と各級組織への通知‐に関する規約改正案を承認した。同方針は3月の地方本部委員会および、4月の支部大会・総会に反映される。
郵送で届いた書面決議書は中央委員在籍198人中165人の参与で成立宣言をした後、朴安淳議長、呂健二団長、梁東一監察委員長がそれぞれあいさつした。
朴議長は「コロナの関係でこのような形での開催を残念に思うが、ライブ配信でもあり、多くの同胞が見守っている」とし、呂団長は「コロナによる辛い1年間だったと思うが、各級組織が工夫を凝らしながら多くの仕事をこなしてくれたことに感謝する。韓日関係の改善を柱に有意義な活動を展開していこう」と呼びかけた。
梁監察委員長は「民団の将来を真摯に考え、私たちは日本に定住する外国人として韓日親善大使としての役割を果たそう」と力説した。
姜昌一駐日大使(金安那代読)は祝辞で、「ライブ中継という形ではあるが開催に努力された皆さんに感謝する。今や先進国の仲間入りをしようする母国の発展は民団と在日同胞の愛国心と貢献があったからだ。今後も在日同胞の求心団体として、さらに韓日の懸け橋として活躍してくれることを期待している」と激励した。
書面決議では議決、執行、監察機関の活動報告と新年度活動方針案と予算案が賛成多数で承認された。その結果、3大重点課業を柱に▽各種韓日民間交流事業と地域密着型草の根交流の継続▽オリニジャンボリーの国内開催と各種次世代事業推進▽ヘイトスピーチ根絶とみんだん生活相談センターの拡充などの新年度活動方針案と予算案を原案通り承認した。中央委員会の模様は新型コロナウイルスの関係でオンライン中継で配信された。
団長選挙郵便投票 開票3月12日に延期
この後行われた第55回定期中央大会も中央委員・代議員は招集せず、郵便投票で選挙が行われた。郵便投票による中央委員・代議員は517人中491人が参与したことで成立した。
役員改選に移り、3機関役員が総辞職後、辛容祥選挙管理委員長が開票を3月12日に延期することを議決機関に申し出たことで、休会となった。
(2021.03.03 民団新聞)