大阪「還暦」祝う…高英寛会長を再選
【大阪】大阪韓商は12日、大阪市内のホテルで第60期定期総会を開き、高英寛会長を再選するとともに、60周年記念式典を祝った。総会には代議員648人中594人(委任状470含む)、式典には民団中央本部の金漢翊議長、民団大阪本部3機関長ら来賓をはじめ約300人がそれぞれ出席した。
高会長は「在日の商工団体として迎える60周年に、私自身が感動している。創立当時、諸先輩は並々ならぬ努力で大阪の、日本の経済復興に寄与した。その気概を忘れず、韓商の伝統を次世代に引き継いでいきたい」とあいさつした。
民団大阪本部の鄭鉉権団長は「1946年に民団大阪が創団、53年に大阪韓商が設立された。大使館や大阪総領事館、韓国会館の建設などに二人三脚で協力してきた。本国に対しても数々の功績がある。在日同胞社会にとって大切なことは、経済力の強化。団結しながら3・4世に継承していこう」と激励した。
功労者として韓禄春、黄七福、金二泰の3顧問、歴代会長の張斗會、崔中卿、朴小秉の3常任顧問をそれぞれ表彰した。また、民族学校の白頭学院、金剛学園、老人ホーム「故郷の家」にそれぞれ支援金を伝達した。
6月22日までに開かれた地方韓商の総会は次の通り。
埼玉韓商 第29期、6月12日、さいたま市の韓国会館で。約40人が参加。金茂会長は「皆で力を合わせて発展させよう」と呼びかけた。
東京韓商 第52期、14日、東京都内のホテルで。金光一会長は「民団を中心に地域社会に貢献し、会員同士の研さんに努める」と挨拶した。鳩山由紀夫元首相が講演し、「東アジアの共存共栄をめざそう」と強調した。懇親会には約180人が参加。
栃木韓商 第49期、15日、宇都宮市内の韓国会館で。参加者は75人。陳賢徳会長は「昨年、韓商連に復帰できた。今年は『一般社団』問題の解決をめざしがんばっていく」と抱負を述べた。コリア国際研究所の朴斗鎮所長が「戦争挑発失敗で岐路に立つ金正恩体制」をテーマに講演した。
静岡韓商 第32期、22日、静岡市内の韓国会館で。25人が参加。尹憲祚会長は「民団の傘下団体として活動する」と語った。
(2013.6.26 民団新聞)