【宮城】李丙駐日大使は、着任後初の地方公務先として東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市を選んだ。14日、震災による火災で全焼した市立門脇小学校校舎を視察し、同校近くに立つ「がんばろう! 石巻」のボード前で献花した。献花所では亀山紘市長から被災地の現状について説明を受けた。
この後、仮設大橋団地を訪れ、被災した住民と意見を交わした。李大使は、「苦労されている皆さんに韓国国民の友愛を伝えたかった」とあいさつした。自治会の山信哉会長は、「心を寄せてもらい、ありがたい」と感謝の言葉を述べた。
李大使はこの日の視察に先だって駐仙台総領事館を訪れ、民団宮城本部(田炳樽団長)の3機関長や婦人会役員と意見を交換した。なお、李大使は今月4日の着任。
(2013.6.26 民団新聞)