【愛媛】李藝の親族どうしが12日、上映会場となった松山市内のシネマサンシャインエミフルMASAKIで初めての対面を果たした。
対面したのは上映前の舞台あいさつのために韓国から訪日した第19代子孫の李昌烈さんと、民団愛媛本部の発行する広報紙で上映会を知って会場に駆けつけた団員の孫さん(76)。
孫さんは母親が李藝の直系の親族だ。その場で家系図を確認したところ、李さんは孫さんの母親からすれば甥にあたることがわかり、「意外と近い関係」に2人ともびっくりした表情だった。
孫さんは14日、李さんを松山市内の自宅に招き、心尽くしの手料理で歓待。先祖の話をしながら、親族としての絆を確認しあった。大阪から孫さんの実弟夫妻、新居浜からは妹が駆けつけた。
民団松山支部(金輝秀支団長)は今回の上映会にあたって、「次世代から李藝のような韓日友好に貢献できる立派な大人が出てきてほしい」との願いを込め、団員の子弟のなかから中学2年生と高校1年生の2人を選び、映画に招待した。
上映後、2人は「600年前にさかのぼって韓日友好の歴史を知ることができてよかった」「両国が助け合ってこれからもっと良い関係が築けるよう、私たちも何らかの形で貢献していきたい」と感想を語った。
(2013.6.26 民団新聞)