
韓国は国土の7割が山であったため、寺院はほとんどが山寺として作られた。
ユネスコは2018年、「山寺・韓国の山地僧院」として、両班の本場・安東│鳳停寺など7つの寺を世界遺産に認定した。これらの寺院は7世紀から9世紀にかけて建てられ、現在まで伝統文化が受け継がれ、その美しい姿を残している。
本書は「私の文化遺産踏査記」シリーズから山寺を中心にまとめたアンソロジー「山寺巡礼」の全訳で、400点近いカラー写真とエッセーで構成。著者は美術研究者で、現在は韓国国立中央博物館館長を務めている。(インパクト出版会、兪弘濬著、波多野淑子訳、3500円+税)