
サスペンス・スリラー『白い車に乗った女』が全国順次公開中。
明け方の病院に意識不明の女性を車で連れ現れた作家のドギョン(チョン・リョウォン)。取り乱した様子の彼女は、警察官のヒョンジュ(イ・ジョンウン)にその女性を姉だと告げ、暴力的な姉の婚約者から逃げてきたと話す。しかし、〝姉〟とされる女性は全くの赤の他人であることが判明し、さらに婚約者とされる男は遺体となって雪の中から発見され…。
主演を務めたのは、国民的ドラマ『私の名前はキム・サムスン』(05)のライバル役で一躍スターとなったチョン・リョウォン。混乱した記憶に揺さぶられる不安定な作家ドギョン役を熱演。
事件の捜査にあたる正義感あふれる警察官ヒョンジュ役を演じるのは『パラサイト 半地下の家族』(19)をはじめ多くの作品で活躍する韓国映画界には欠かせない存在となった名バイプレーヤーのイ・ジョンウン。
初共演を果たした二人が繰り広げる密度の高い心理戦は見応え抜群だ。監督を務めたのは本作が長編デビュー作となるコ・ヘジン。
人間の不信や傷、そして真実の曖昧さを問いかける、韓国スリラーの新たな地平を切り拓く作品だ。