掲載日 : [2022-12-07] 照会数 : 2769
20期民主平統海外地域会議、尹大統領が「未来世代と積極疎通」を要請
【ソウル】民主平和統一諮問会議第20期海外地域会議が11月28日から12月1日まで5日間、ソウル市内で開催され71ヵ国45の協議会から900人余りの諮問委員が参加した。
今回の会議は4年ぶりの大規模対面会議。131カ国、3900人の海外諮問委員を対象にハイブリッド形式会議で行われた。
金寬容首席副議長の基調演説と石東鉉事務処長の業務報告があり、金建韓半島平和交渉本部長の政策説明と李春根国際政治アカデミー代表の特別講演が行われた。
民主平和統一諮問会議議長である尹錫悦大統領は激励辞で「分断克服と統一国家建設は、我々がグローバル経済大国に浮上し、成熟した世界国家に位置づけられる礎になり、創設40年以上の民主平和統一諮問会議が平和と繁栄の新しい歴史を作っていく先鋒にならなければならない」と強調した。
尹大統領は、確固たる安保態勢と堅固な国際協力を通じて、北韓の挑発に動揺することなく対処していく「大胆な構想」を通じて北韓の非核化を誘導していくことをあらためて表明した。
そして「民主平和統一諮問会議は自由、平和、繁栄に基づいた韓半島統一を具体化するために力と知恵を集めなければならない。「平和統一という使命が世代を越えて国民全体を包めるよう未来世代と積極的に疎通してほしい」と要請した。
会議では「韓半島と世界平和を脅かす北韓の挑発行為を強く糾弾し、国際社会とともに非核・平和・繁栄の韓半島を作っていく」との決意文を採択。自由・平和・繁栄に基づいた平和統一を具体化するために力と知恵を結集していくことを誓った。
「韓半島の状況に対する理解を深め、海外諮問委員の役割を具体的に討議し設計していく有益な時間だった」と参加者らは述べた。
(2022.12.07民団新聞)