掲載日 : [2023-03-01] 照会数 : 1137
世界最大規模の「スタートアップ」イベント City-Tech.Tokyo 2023
釜山の有力2社が出展 市当局も後押し
CALAB社
画期的フィルター技術で3カ月使えるマスクも
「SLASH B SLASH」社
様々なアイテムを躍動させるスマホケース
30カ国100都市から300のスタートアップが集う世界最大規模のイベント「City‐Tech.Tokyo」(グローバルイベント2023実行委員会主催、委員長・東京都副知事)が2月27、28の両日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された。
釜山市からも李成権経済副市長をトップとする代表団が本部の同市ブースと、同市が推す2つのスタートアップ展示ブースを設けた。
その一つ「SLASH B SLASH」社が開発したスマートホンケースは、装着することでスマートホン内部で様々なアイテムを躍動させることができるという優れモノ。
ケース内に搭載した微小な非接触型ICチップで機器間のデータ交換を実現するNFC技術を利用した。アイテムは無限で、日本では人気キャラクターのドラえもんを登場させて販売する方向で動いている。
2020年7月に創業したばかり。昨年の売り上げは韓国国内と欧米各国で10億円。今年は3倍の30億円を想定する。チョン・ヨンチェCEOは将来的に目指すのは評価額10億㌦を超す未上場のスタートアップ企業「ユニコーン」だという。
釜山市に本拠を置くCALAB社は浄水器や空気清浄機で培ってきた画期的なフィルター技術でエステー化学など日本企業の関心を集めていた。このフィルターを使ったマスクは3カ月もの間使用可能だ。韓国国内で特許取得済み。廃棄物が少なく環境にやさしいところは最先端のテクノロジーやアイデアによって世界共通の都市課題を克服する「持続可能な都市を実現する」というイベント趣旨とも合致する。
(2023.3.1民団新聞)