掲載日 : [2017-08-30] 照会数 : 4746
スマホ自動通訳技術、韓国製が国際標準に
スマートフォンをタッチしなくても人と対話するかのように自動通訳できる韓国研究陣による技術が世界で初めて国際標準として採択された。
22日、フランス・パリ標準協会で開かれた国際標準化機構(ISO)の国際電気標準会議で韓国電子通信研究所(ETRI)の「ゼロUI(zero UI)自動通訳技術」が国際標準で最終承認を得た。
米国など主要先進14カ国が出席した会議で13カ国がETRIの技術に賛成した。唯一の反対票は、2020年東京五輪を控え自国の技術を標準採択にねらっていた日本だけだった。
今回の国際標準規格の採択で既存のスマートフォンタッチ基盤の自動通訳機使用がゼロUI基盤の自動通訳技術で急速に変化するものと予想される。同技術は、使用者がスマートフォンを財布やハンドバッグに入れたままブルートゥースを活用、ヘッドセットなどを通して通訳できるシステムだ。ゼロUI自動通訳技術搭載のスマートフォンを使えば、異なる言語を使う人どうしが対話しても、普段使用している言語での対話となる。
ETRIは「最も理想的な通訳方法として採択されたことで、グーグルやアップルなどグローバル情報技術(IT)企業も近いうちにこの方法を採択する」と予測している。
(2017.08.30 民団新聞)