掲載日 : [2017-11-15] 照会数 : 5380
トランプ大統領…韓国国会で演説
【ソウル】トランプ米大統領が8日、韓国国会で演説を行い、挑発を続ける北韓に対して「現政権は圧倒的な力の優位を背景に、北韓の挑発を容認しない」との意思を示した。また、「北韓の弾道ミサイル開発中止と核放棄という正しい選択をした場合は、より良い未来のための道を提供する準備ができている」と、対話の準備がある立場もみせた。
制裁と圧力を並行させる韓国政府の対北政策と軌を一にするものだ。
一方でトランプ大統領は、北韓との対話開始の条件が、北韓の指導部が挑発を止め、核プログラムを放棄した場合だと断言した。北韓の人権侵害についても強く非難し、国際社会は北朝鮮の「悪党による体制」を許さないと強調した。
その上で「中国、ロシアなどすべての国が国連安全保障理事会の決議案を完全に履行し、北韓との外交関係を引き下げ、貿易を断絶しなければならない」と続けた。
米大統領の韓国国会での演説は7回目で、1993年7月のビル・クリントン大統領以来、約24年ぶり。
(2017.11.15 民団新聞)