掲載日 : [2017-12-08] 照会数 : 4642
智里山河東の伝統茶農業…世界重要農業遺産に登録
韓国で3番目 肥培方式など高評価
慶尚南道河東郡の伝統茶農業が、世界重要農業遺産(GIAHS)に登録された。
河東郡(尹相基郡守)は11月29日、「国連食糧農業機関(FAO)は、厳しい環境を克服して、大韓民国の遺産として定着した智異山河東の伝統茶農業を、世界を保全しなければならない価値があると判断して、GIAHS登録を最終承認した」と明らかにした。
同遺産は2014年に登録された青山島のオンドル水田と済州バトダム農業システムに続いて、韓国内では3番目の登録となる。
約2年間、河東の現地調査や書類検討を行ったFAOの科学諮問グループは、茶の木だけではなく、茶畑の岩と斜面が調和をなした自然環境などが、GIAHSに登録されるに値すると判断した。
特に草を肥料として使う肥培方式と、茶の副産物を再び畑にまいて土壌の酸性化や水分蒸発、有機物流失を防ぐ方法に高い点数が付けられた。河東郡は昨年7月、GIAHS事務局に登録を申請後、8月にFAO科学諮問グループによる査察を経た。
(2017.12.08 民団新聞)