掲載日 : [2015-12-09] 照会数 : 5536
留学生と意見交換…在日大学生リーダー研修
在日同胞大学生リーダーシップワークショップが5、6の両日、在日韓国YMCAを中心に開かれ、在日韓国学生会(朴在文会長)と留学生会(白始栄会長)の幹部15人が今後の両会の交流や活動について意見を交換した。
外部講師を招いた講演では、民団新聞の哲恩副局長が「指紋押捺を強制した外国人登録法改正運動を、青年会が指紋押なつ拒否戦術で担い、民団が指紋留保で全面的にけん引し、法改正をもたらした」と指摘、同胞社会のニーズに先頭に立って応える青年層の運動の意義について語った。
学生会中央本部会長と青年会中央本部副会長を歴任した林永起朝鮮奨学会職員は「学生会活動に求めること」をテーマに、同胞学生・青年のネットワークをつくり、同世代の悩みや考えを共有しながら、課題解決に向けて不断の努力を継続する必要性について述べた。
2日目は青年会東京本部の李政訓会長が、合同でできる事業等をその場で提案させた。学生会の案は、1,互いに日本語と韓国語を学習し合う時間をつくる2,一般学生も参加できる定例会を設ける3,本国で日本人として認識されていることが多い「在日」に対する認識を改めさせる努力をする。
一方、留学生会は1,他機関とのネットワークを構築する2,情報発信のためのSNS機能を活性化する3,学生会と討論会を通して解決策を見いだすために努力する‐などが出された。
しめくくりの講義は、韓国プロ野球の起亜タイガーズ守備コーチの経験もある高橋政裕さんが「リーダーシップとは?」をテーマに話した。
(2015.12.9 民団新聞)