掲載日 : [2019-09-26] 照会数 : 8286
「祝 萬壽無疆」各地で敬老の宴
[ 民族学級に通うオリニが手作りの紙花をプレゼント(大阪・平野東住吉支部 ] [ 戸別訪問先でお年寄りを囲む殷慶基団長(右)と諸葛成洙議長 ]
韓国料理を20品
民団宮城本部(金政郁団長、11日=宮城韓国会館)
敬老会を主管した婦人会宮城本部(孫美子会長)が韓国料理20品以上を手作りし、70歳以上のお年寄りら70人をもてなした。
金団長が「元気なみなさんと会えてうれしい」と歓迎。日本コロンビアレコード所属の歌手、裵麗子さんがカラオケ大会を進行した。
民団岩手本部(申百澈団長、11日=岩手郡雫石町のホテル)
75歳以上の団員を招待して慰労した。申団長は同胞社会と民団の発展のために貢献してきたことに感謝しながら、「私たちも頑張ります」とあいさつ。参加者中、最高齢の朴日順さん(85)は元気にカラオケを楽しんでいた。
欠席だった最高齢者の張得瑞さん(100、女性)と全永珎さん(99、男性)には後日、祝いの粗品を贈った。
45周年を記念
婦人会千葉本部(崔英子会長、11日=千葉市内のホテル)
「敬老チャンチ」の開催45周年を祝い、韓国から著名な舞踊家が来日。婦人会各支部もコミカルな歌と踊りで会場を盛り上げた。席上、「敬老チャンチ」発案者の金道子顧問に崔会長が記念品を贈った。民団千葉本部からは高炳佑団長らが参席した。
民団埼玉本部(田虓玔団長、14日=埼玉韓国会館)
長生きを願う「祝 萬壽無疆」(ばんじゅむきょう)の文字をデザインして彫りあげたスイカのカービングが演台の上に。金順子さん(婦人会埼玉本部副会長)がこの日のため丹精を込めた展示物だ。参加者が感心した表情で見入っていた。
薬剤師の林月恵さん(同会長)は塩と砂糖、レモンを使った熱中症予防の経口補水材の作り方を実演指導した。
民団愛知・春日井支部(張盛文支団長、8日=同支部)
3世代が共に祝う敬老会を目指した。対象は原則70歳以上だが、孫と一緒であれば50・60代の参加も認めた。同支部伽 舞踊団が踊りとチャング、民謡を披露。団員ばかりか日本籍取得同胞や地域の日本人も共に楽しんだ。
民団三重本部(殷慶基団長、15日=四日市市内のホテル)
70歳以上を招待したところ65人が参加した。殷団長は「今年も皆さんの元気な姿を見てうれしい気持ちでいっぱい。今日は楽しい時間を過ごしてください」とあいさつ。婦人会三重本部の崔美代会長も「今年、私も皆さんの仲間入りです。元気で健康に気をつけて来年も会いましょう」と激励した。
テーブルには懐石料理のほか、婦人会四日市支部がお餅とキムチ、婦人会桑名支部もコサリ(ぜんまい)を差し入れた。参加者はカラオケで自慢ののどを披露。三重韓商の兪柄煥会長が韓国歌手のCDを全員にプレゼントした。
18日には殷団長と諸葛成洙議長、梁 碩事務局長の3人が敬老会に参加できなかった90歳以上のお年寄り宅5件を訪問し、記念品を手渡した。
民団大阪・平野東住吉支部(呉正一支団長、22日=同支部)
「長寿セミナー」には大阪市立加美小学校民族学級に通うオリニたちが加わってソゴチュムやホランイの踊りを披露し、手作りの紙花を配った。呉支団長もマジックショーで会場を盛り上げた。婦人会平野東住吉支部(吉順愛会長)は韓国料理の弁当でもてなした。この後、お年寄りたちは韓国民謡とカラオケタイムを楽しんだ。
節目の年齢祝う
民団大阪・八尾支部(李章一団長、22日=同支部)
参加者のなかで最高齢は朴仲月ハルモニ(98)。このほか、米寿(88歳)、傘寿(80)、喜寿(77)と節目の年を迎えたお年寄りにも花束と粗品を贈った。食事を終えてのカラオケ大会は白熱し、予定時間を大幅にオーバー。審査の結果、趙サンドンさんが最優秀賞を受賞した。その後もビンゴゲーム、じゃんけん大会とにぎやかな長寿セミナーとなった。
婦人会広島本部(朴南珠会長、21日=広島市内のホテル)
伊藤雅之氏(中国新聞社編集委員)を講師に「私と韓国ー韓半島を見つめて40年」と題したセミナーを開催。会の終盤では懐かしい韓国の歌や民謡を楽しんだ。李英俊団長が参席。
(2019.09.25 民団新聞)