掲載日 : [2019-08-28] 照会数 : 6182
自らのルーツ探し 韓国中央会館訪問
[ 呂団長と金青芸さん ]
故金正柱元団長の孫
「ハラボジのこと教えて」
民団中央本部の第33代団長(72年8月8日~74年3月24日)、故金正柱氏の孫にあたる青芸さんが22日、「ハラボジのことを知りたい」と東京・港区の韓国中央会館を訪れた。
青芸さんはハラボジが遺したたくさんの勲章を見るにつけ、「何があってもらったのか」いつも気になっていたという。事情を知る祖母はすでに亡くなり、なにが評価されたのか家族に聞いても記憶があいまいだった。それで「民団に聞いてみよう」と思い立った。
呂健二団長は「左右の対立が激しく大変だった70年代初頭、民団を守りきったのが当時の金正柱団長。寡黙で穏やかな人柄の学者だった」と説明した。青芸さんは「呂団長が韓国料理専門家だったハルモニ(趙重玉)のこともよく覚えていた」と感激していた。
金元団長はお絵描きに近い感覚で何回も太極旗の意味を教えてくれたという。本棚だらけで迷路のような書庫でハラボジとかくれんぼしたのもいい思い出と振り返った。
(2019.08.28 民団新聞)