掲載日 : [2019-08-28] 照会数 : 5678
民族教育を熱く語る…在日韓国人教育研究大会
【大阪】第56回在日韓国人教育研究大会が22、23の両日、大阪市内のホテルで開かれた。民族学校と全国の韓国教育院関係者、ハングル学校関係者など206人が集まり、「民族教育の原点とあゆむ未来」をテーマに意見を交換した。
初日は立命館大学の文京洙国際関係学部特任教授が「民族教育の原点をふりかえる」と題し、阪神教育闘争にもふれながら主題講演。講演を受けて5人によるパネル討論があり、テーマをさらに掘り下げた。2日目はグループ別に意見を交換した。
解放から70年以上が経過し、「民族教育」が持つ意味、役割、内容、期待などは時代とともに変化してきている。それでも「民族教育」の必要性を感じない人たちはいないということを再確認する大会となった。
同時に参加者は、「民族教育」と同じくらいの比重をもって「アイデンティティー」という言葉を使った。何をもって自分のアイデンティティーというのか、なにをアイデンィティーとするのかを熱く語った大会となった。
(2019.08.28 民団新聞)