掲載日 : [2019-04-24] 照会数 : 6401
在日本韓国YMCA 韓国伝統楽器と舞踊教室が開講
[ 金幸子さん(右)が講師のカヤグム「初級」クラス ]
2019年度韓国伝統楽器・舞踊教室が東京・千代田区の在日本韓国YMCAで開講した。教室はチャンゴ、カヤグム、舞踊の3つ。それぞれ入門、初級、中級まである。
在日2世の李栄さんは「カヤグムは女性の声に似た歌うような楽器。音色にひかれて」受講するようになった。「入門」クラスで基本奏法をマスターしていまは「初級」で学ぶ。姉で第100回芥川賞受賞者である小説家の故李良枝さんもカヤグムに魅せられた一人だった。
鈴木ちさとさんは韓国ドラマから影響を受けてカヤグムを学ぶようになった。「ストレス発散にいい」と語った。
在日本韓国YMCAで韓国伝統文化教室を担当している田附和久さんは「言葉ではなく、チャンゴやカヤグムの習得を通じて自らの民族性に自信を持つという在日も珍しくない。そういう人たちの精神的なよりどころでありたい」と話している。
問い合わせは在日本韓国YMCA(電話03・3233・0614)。
(2019.04.24 民団新聞)