掲載日 : [2020-06-26] 照会数 : 6150
「守る会」NPO発足集会…20年度方針策定
北送同胞と日本人家族の再帰還と北韓の自由・人権の実現を目指す特定非営利活動法人「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は13日、東京・港区の「人権ライブラリー」で総会を開いた。総会では2020年度の活動方針案、予算・決算、新役員人事など新たなスタートを切るための議題を討議し、会員の賛成多数で承認された。
採択された活動方針は①北韓内にとどまる北送同胞の救出に向けた関係機関、関係省庁、各党への陳情②朝鮮学校の教育正常化を求める運動の強化と継続③北送同胞と共に北韓に渡った日本人妻の帰国運動④北韓人権映画祭全国上映会の継続実施など。役員は佐伯浩明、山田文明、小川晴久などの各氏が理事に就任した。
総会後、高柳俊男同会理事(法政大学国際文化学部教授)が「北朝鮮帰国者とどう向き合うのか? 善悪二分法的法的認識を避け、複雑な歴史を複雑なままに、私なりの試行錯誤」と題して特別講演を行った。
「守る会」は昨年10月14日、都内でNPO法人設立総会を開き、今春の東京都による正式認可を待っていた。
(2020.06.25 民団新聞)