掲載日 : [2019-12-30] 照会数 : 6457
韓日草の根交流を顕彰…4団体に「高円宮賞」 日韓交流基金
[ 高円宮妃殿下(右)と4人の受賞団体代表 ]
教育、文化、スポーツの各分野で韓日間の草の根交流を推進している民間の団体・個人を顕彰している一般財団法人高円宮記念日韓交流基金(柳井俊二理事長、東京・千代田区)の第11回顕彰式典が12月18日、東京・新宿の韓国文化院であった。
今回は韓・日の有力団体から合わせて20件の推薦があった。このなかから栄えある受賞者に選ばれたのは4グループ。名誉総裁の高円宮妃殿下から「高円宮賞」が贈られた。
公益財団法人広島青少年文化センターはユネスコ江原道協会や同釜山協会などとの間で相互に高校生を派遣して交流を続けている。きっかけは文部省(当時)の紹介だった。以来、1970年から50年、途切れることなく続けてきたことが決め手となった。
社会福祉法人防府海北園(山口県)は児童養護施設どうしの24年間にわたる交流が評価された。香川県三豊市立高瀬中学校はソウル汝矣島中学校との間で26年間、文化交流を続けている。日本から延べ600人、同じく韓国から800人が参加した。佐賀県の新尚栄校区韓国交流委員会は釜山の兎峴小学校との学校間交流でこれまでの18年間で合わせて500人余りがホームステイ交流を行った。
高円宮妃殿下は民間交流が重要と強調しながら「助け合い、支え合って国民どうし信頼と友好の関係を築こう」とあいさつした。