李御寧氏が死去…韓国文化部初代長官

　『「縮み」志向の日本人』著者として知られる李御寧さん（梨花女子大学名誉碩学教授）が2月26日、がんのためソウル市鍾路区の自宅で死去した。88歳だった。

　文学評論家、ジャーナリスト、大学教授などを務め、韓国を代表する知識人として知られた。盧泰愚政権時に新設された文化部で初代長官を担った。在任中は韓国芸術総合学校を建て国立国語研究院も設立した。1933年（戸籍上は1934年）、忠清南道牙山生まれ。ソウル大学国文科卒業。17年にがんが見つかり2度にわたる大手術を受けたが抗がん剤治療は行わず、最後の瞬間まで『韓国人の話』などの著書の執筆を続けた。
（2022.03.02 民団新聞）