掲載日 : [2022-05-16] 照会数 : 2370
〝済州市場〟にぎわう 「大阪コリアタウン」食文化の祭典
[ GW期間中の「大阪コリアタウン」 ]
【大阪】韓国屈指のリゾート地、済州島の食と文化体験を味わえる「JEJUマルシェ2022in大阪コリアタウン」が3日、大阪市生野区で始まった。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの制限がまったくない、休日としては久しぶりとなるゴールデンウィーク。日本にいながら韓国気分が味わえる「大阪コリアタウン」はこれまで以上のにぎわいを見せている。
新型コロナウイルスの収束後の観光需要拡大を見込み、韓国観光公社と済州観光公社が主催。大阪コリアタウンや周辺の8飲食店を含む11の事務所などと連携した。
高級ホテルの宿泊券などが当たるクイズラリーがあり、ポイントの一つでは済州特産のかんきつ類「ハルラボン」のドリンクが1日100杯無料で振る舞われた。また、飲食店8店が牛島(ウド)ピーナツシェイクや済州マカロンなどの期間限定メニューを提供した。
主催者を代表、韓国観光公社大阪支社の金泰潤支社長は初日のオープニングセレモニーで「韓国ではコロナの制限をなくし、観光ムードも高まっている。今すぐは難しいが日韓交流を図りたい」と意欲的。同じく済州観光公社の大山美代所長も「いろんなイベントを用意しているので、コロナで疲れた心を癒しに来てほしい」とアピールした。
一般社団法人「大阪コリアタウン」の洪性翔理事長は「大阪コリアタウンは済州ゆかりの町であり、済州出身の人が多く住んでいる。存分に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。大阪観光局の溝畑宏理事長も「コロナからの脱出が一歩手前まで来ている。大阪コリアタウンこそ韓国文化とふれあえる場であり、大阪と韓国の絆が深まる」と期待を寄せた。
「大阪コリアタウン」周辺の駐車場はどこも満車。北海道や東京、神奈川、名古屋、三重、和歌山、神戸、広島、山口、香川、愛媛などから訪れた友人や家族連れがめだち、まるでソウルの明洞さながら。
広島から来たという20代の夫婦は「コリアタウンを楽しみにしていた。コスメの店もたくさんあって、迷ってしまう」と笑った。埼玉の大学生5人連れはヤンニョンチキンやキムパを手に「コロナで韓国に行けなかった。コリアタウンに来て韓国に来たような気持ちでうれしい」と話す。
期間中せっけんづくりなどのワークショップ、22日は郷土料理「ムルフェ(水刺し身)」作りに挑戦する「クッキングクラス」もある。6月5日まで。午前11時~午後4時。詳しくは公式サイト(https://onl.la/gBtjjBF)で。