掲載日 : [2022-09-29] 照会数 : 894
料理教室で市民交流…調布「異文化を愉しむ会」
[ レシピを参考に料理する参加者 ]
在日同胞と日本人で構成し、お互いの顔を見ながら生活習慣や文化の違いなどについて理解を深めている市民交流団体「異文化を愉しむ会」が15日、地元の調布市文化会館「たづくり」で月例会を開催した。今月は「料理教室」。
メニューは韓国の名節秋夕にちなんだ料理。なかでも会員から特にリクエストの多かったチャプチェとチヂミ、それに加えてトッポッキとなった。13人が参加。講師手作りのレシピを参考に包丁さばきも鮮やかに次々と料理を仕上げていった。作業が終わると、見栄えよく盛り付けたテーブルを囲み、談笑の輪が笑顔とともに広がった。
同会の発足は2001年4月。今年で21年目になる。毎月、韓日交流史をテーマにしたDVD鑑賞、韓国舞踊、韓国茶(お点前)などを愉しんできた。料理教室はコロナ禍で2年以上控えてきたので久方ぶり。
同会生みの親ともいうべき呉文子さんは「韓日の狭間で厳しい状況に追いやられているのが在日同胞。この状況を打破するためには心を塞いでしまうのではなく、市民レベルでの交流を通して国籍や民族を超えて語り合う場が必要だと思った」と話している。