掲載日 : [2019-12-14] 照会数 : 6794
『日本社会のヘイトスピーチ』出版記念シンポ開く…在日弁護士協
[ 「在日コリアン弁護士協会」が出版した『在日コリアン弁護士から見た日本社会のヘイトスピーチ 差別の歴史からネット被害・大量懲戒請求まで』(明石書店) ]
「在日コリアン弁護士協会」(姜文江代表)はこのほど、『在日コリアン弁護士から見た日本社会のヘイトスピーチ 差別の歴史からネット被害・大量懲戒請求まで』(明石書店)を出版した=写真。編著は同協会と金竜介理事、姜代表ら。
執筆者の一人、李春煕弁護士は「自分自身の課題としてヘイトスピーチに対する立場をアピールするために取り組んだ。当事者だからこそ理論面でもジャーナリストの視点に立った現象分析でも既刊の本と比べてもそん色のないものになった」と胸を張った。
ネット上での扇動を背景に720人から大量懲戒請求を受けた姜代表は「ヘイトスピーチをする人たちの多くが正義感に燃えている。議論をして、そういう人たちの意識を変えたい。大事なのは教育。差別解消法は一つではない」と持論を語った。
4日、東京・千代田区の在日本韓国YMCAで開かれた出版記念シンポジウムではジャーナリストの安田浩一さんが「特別講演」し、姜代表と対談した。
(2019.12.13 民団新聞)