掲載日 : [2019-02-04] 照会数 : 6627
【訃報】金英宰氏(在日本大韓体育会常任顧問)
在日本大韓体育会の金英宰常任顧問が宿患のため1月21日に死去した。享年85歳。通夜、葬儀は大阪府内にて家族で営まれた。ソウル市出身。民団大阪本部事務局長、議長、体育会関西本部会長などを歴任し、88年に体育会中央本部会長に就任。89年には韓国オリンピック委員会の常任委員も務めた。
55年に在日同胞が初めて韓国国体にサッカー選手団を派遣した時のメンバーで、以降、選手・役員として63年間、毎年欠かさずに国体に参加。体育会長として88年ソウル五輪の成功に寄与。2002年W杯が韓日共催に決定すると、98年フランスW杯に史上初めて韓日共同応援団を派遣するなど、韓日スポーツの交流に尽力した。
在日スポーツの発展に一生を捧げたことが高く評価され、83年に国民勲章「冬柏章」、06年に勲一等体育勲章「青龍章」を受章している。