掲載日 : [2020-04-11] 照会数 : 6392
「在日の聖地」桜満開…高麗山聖天院ライトアップ
[ 「在日韓民族慰霊の塔」が建つ「桜の丘」 ]
【埼玉】「在日韓民族無縁の霊碑」を祭る日高市内の古刹「高麗山聖天院勝楽寺」で3月29日、「夜桜詣」が開かれた。日の入り直前に300個近いキャンドルが灯され、山門から本堂、「在日韓民族慰霊塔」の建つ「桜の丘」、そして丘の頂上で慰霊塔を見下ろす檀君像に至る足元を照らした。
発案者の笹崎雅弘さんは「立派な慰霊の塔がありながら、一般には知らない人が多い。桜も咲いていい季節なのでライトアップしてみた。近隣の人とみんなで一緒に準備したから、愛着もわいたのでは」と話していた。
「在日韓民族無縁の霊碑」は在日1世の尹炳道さんが発願、横田辯明住職(当時)と在日2世の河正雄さんの協力を得て2000年に落慶法要を行った。08年には河さんが境内に秋田県仙北市角館の日本国天然記念物枝垂桜30本を記念植樹し、桜の名所となっている。
(2020.04.10 民団新聞)